2008/04/18 進歩

 ICCでガイダンスを受けた。施設内のスタジオ「デジタル工房」を利用するための簡単な研修のようなものである。
 HD編集システムを中心としたスタジオは、今年1月にリニューアルオープンされたばかりで、最新鋭の撮影、編集機器を備えている。アップル社のXsanシステムによる大容量サーバが導入され、2系統の編集システムで同時に一つの作品を編集することも可能だ。また、HDCAM、βCAM、DVC PRO HD、P2カード、HDV/DVCAMなど多様なフォーマットに対応し、高い機動性を誇るP2カメラAG-HVX200も導入された。

 と、さも分ったようなことを書いているが、いただいた資料の丸写しである。
 研修後、一人お気に入りのカフェで復習をしている。正直、アップアップだが、とにかく、映像制作には非常に恵まれた環境であることは間違いない。私たちのDCR-VX2000&Power Mac G4という、5年前から変わらぬシステムを考えれば、夢のような話である。どちらもよくやってくれているが。
 私たちとて、最新の技術動向に無関心であるわけではない。どこかで設備を更新しなければいけないという問題意識は強く持っているのだが、「お金がないから」という理由で、どこかで思考停止してしまっていることもまた事実である。
 「ゲリラ屋にはゲリラ屋の戦い方がある」。私が現場でしばしば口にしてしまう、戦術的な強がりである。しかし、デジタル映像制作で技術の進歩に目を背けてしまうのは致命傷である。三八式歩兵銃で太平洋戦争を戦う愚である。